<自民党>公明と溝、予算早期成立を許す 存在感示せず(毎日新聞)

 今国会で鳩山由紀夫首相らの「政治とカネ」問題の追及に主眼を置いた自民党は、衆院での審議拒否戦術を巡る党内の足並みの乱れもあって、存在感を十分に示せなかった。政策面で民主党に接近する公明党との溝も広がるばかりだ。分断した野党が、失策続きの民主党を助ける結果となっている。

 自民党の谷垣禎一総裁は24日、10年度予算の早期成立を許した国会運営の問題点を記者団から問われ、「証人喚問などに断固ゼロ回答を続けてきたことに最大の問題がある」と民主党に責任転嫁した。記者会見で大島理森幹事長は「民主党の体質が国民に明らかになってきたという成果があった」と予算審議を自賛した。

 一方、公明党の山口那津男代表は会見で「予算に賛同するわけにいかないが、予算の執行を裏付ける個別の法律、個別の政策課題はそれぞれ是非を見極めて対応していく」と述べ、民主党との連携に含みを持たせた。

 自公両党は、北海道教職員組合による違法献金事件を巡っても微妙な温度差が生じている。自民党が民主党の小林千代美衆院議員の議員辞職勧告決議案を提出する構えなのに対し、公明党は慎重だ。両党は24日、小林氏の衆院政治倫理審査会招致を中野寛成会長(民主)に求めたが、実現の見込みがないのを承知のうえでの「セレモニー」だった。

 24日夕、予算成立を受けて首相が国会内の民主党控室を訪れると、輿石東参院議員会長は「野党のみなさんのご協力で戦後5番目の早さで成立した」と余裕たっぷりにあいさつした。【田所柳子、野原大輔】

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